治療の打ち切り。なぜ起こる?そしてどうしたら回避できる?|2017/10/26
こんばんは!
鹿児島市で交通事故の治療が得意な整骨院、まつだ整骨院院長の松田です。
今回のブログは、整骨院業務からは完全に脱線してます。
松田一個人の独り言として捉えていただければ幸いです。
親切だと思っていた損保会社担当者さんが敵に変わった!と思う瞬間があります。
「治療の打ち切り」を宣言された時です。
最初のころは「お怪我大変ですよね。早く治るようしっかり治療に通ってくださいね。」と言っていたのが・・・
治療が長期になってくると「もうこれ以上は当社では見れませんので、治療が必要ならばご自身の負担で通われてください。」となります。
このような体験でショックを受けた方は当院の患者様にも多くおられます。
「自分は被害者なのになんでこんな対応されなきゃならないの?」
「事故前の体に戻るまで、最後まで責任もって見てくれるのが当たり前でしょ?」
「これから自己負担というけど、何で自分が払わなきゃいけないの?」などなど、不満の声を聴くことがあります。
私も「打ち切り」というものはあってはならないことだと思います。
事故に遭ったことによって失ったものはすべて弁償してもらうのが本当だと思うのです。
事故で壊された車は、「修理」or「同等の価値のお金」or「同等の車と交換」などで元に戻してもらいたい。
事故の影響で失った「収入」は休業補償や逸失利益補償で補償してもらいたい。
これらを望むのは被害者の当然の権利です。
事故でケガをした体ももちろん「治療費の全額負担」で元に戻るまで見守ってほしいし、
事故の影響で落ちてしまった「生活の質」や「社会的立場」なども補償してもらわなければ困ります。
しかし、「体のケガ」や「生活の質」や「社会的立場」は本人にしかわからない部分が多く、「車」や「収入」のように正確に数値化(お金に換算)出来ません。
また、「本当に痛い人、困っている人」と「痛いふりや困っているふりをしている人」を正確に識別することも難しいです。
そこが打ち切り問題の根本となります。
そういった理由も背景にあり「治療の打ち切り」は行われますし、なくなることはありません。
(任意保険の規定にある補償上限額を超えた時はしょうがないですが)
どんなに相手の損保会社さんに訴えても、たとえ裁判を起こしても認められないこともあります。
裁判の判決で出た「正当な打ち切り」には従うしかありません。
ただ不当な「打ち切り」は確かにあります。
過去まつだ整骨院でも、間違いなく損保会社の都合で不当に打ち切られた方が数名いらっしゃいます。
この場合、裁判を起こせば「打ち切り」を覆すことができますが、労力が大きいため踏み込むのは大変です。
しかしこの「治療の打ち切り」に対して、相手(損保会社さん)のせいだけにしていては何も解決できません。
被害者さんも努力することで、打ち切りを回避できます。
どのような努力をすればよいのか?
過去のブログにいくつか書いています。
例えばこちらの記事→要注意!!交通事故のケガで病院や整骨院に通う際、絶対に知っておきたい事。≪その5≫
整形外科にしっかり通うことで長期治療の必要性を認めてもらう方法。
それからこちらの記事→必読!!交通事故のケガで病院や整骨院に通う際、絶対に知っておきたい事。≪その4≫
こちらは事故前と事故後の体の違いを具体的明確に伝えることで長期治療を認めてもらう方法。
参考までに読んでみてください。
そして我々治療家も患者様を短期間でしっかり治るように、治療技術を高める努力を怠ってはならないと思うところです。
事故に遭った時、意外にも自分の味方になってくれる人は少ないものです。
それならば、自分の身は自分で守る!!
というのが大切かもしれませんね。
とはいいつつも、自分一人で頑張らないで困ったときはご相談ください。
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